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戸建て購入で後悔しないために!家計に合った選び方とは
家を買うという大きな決断の前に、気になるのが「本当にこの金額で大丈夫かな」「この家計でやっていけるかな」といったお金にまつわる不安ではないでしょうか。特に戸建てを検討している方にとっては、住宅ローンの返済や購入後の生活費、教育資金とのバランスなど、見落とせない要素がたくさんあります。
実際に、勢いで購入してしまった結果、数年後に家計が苦しくなったり、やりたいことを諦めることになったという声もあります。だからこそ大切なのは、自分たちの家計に合った戸建てをきちんと選ぶことです。
この記事では、戸建て購入を検討している30〜40代の方に向けて、家計に無理なくマイホームを持つための具体的なポイントをお伝えします。無理のない住宅ローンの考え方や見落としがちな費用、生活スタイルに合った家選びのコツなど、購入前に知っておきたい内容をわかりやすく整理しました。購入後に後悔しないための判断材料として、ぜひ参考にしてみてください。
戸建て購入にかかる初期費用とその内訳
戸建てを購入する際には、物件価格以外にもさまざまな初期費用がかかります。予算を検討するときに本体価格だけを見ていると、後から思わぬ出費に驚くこともあるため、購入前に全体像を把握しておくことが重要です。
頭金や諸費用の目安
戸建て購入時にまず考えるべきは「頭金」と「諸費用」です。頭金は物件価格の10〜20%が目安とされることが多く、たとえば4,000万円の戸建てであれば400万〜800万円程度になります。ただし、最近では頭金ゼロで購入するケースも増えており、その場合は手元資金に余裕がなくても購入は可能です。
一方、諸費用には登記費用、仲介手数料、住宅ローンの事務手数料、火災保険料などが含まれ、物件価格の6〜10%前後を見込むと安心です。4,000万円の戸建てであれば240万〜400万円程度になるため、頭金と合わせて数百万円規模の初期資金が必要になることがわかります。
住宅ローン以外にかかる費用とは
住宅ローンの借り入れ以外にも、購入時に一時的に必要となる費用があります。代表的なのは引越し費用や仮住まい費用、家具・家電の購入費などです。新居での生活をスタートさせるためには、こうした生活準備費用も見逃せません。
また、新築の戸建てであってもカーテン、照明、外構(エクステリア)などがオプション扱いになることが多く、それらを加えると追加で数十万円〜100万円以上かかるケースもあります。物件本体の契約前に、何が含まれているかをしっかり確認しておくことが大切です。
建売と注文住宅で異なるポイント
建売住宅と注文住宅では、初期費用のかかり方に違いがあります。建売は価格が明確で、諸費用も比較的把握しやすい傾向にあります。一方、注文住宅では設計や仕様によって総額が変動するため、当初の見積もりよりも費用が膨らむことが少なくありません。
とくに注文住宅では、建物とは別に土地の購入費用も発生する場合が多く、土地の条件によっては地盤改良費などの追加費用がかかることもあります。そのため、注文住宅を検討する際は、予算にゆとりを持っておくことが重要です。
家計に無理のない住宅ローンの考え方
住宅ローンは戸建て購入における最大の支出項目です。だからこそ、月々の返済額が家計を圧迫しないかどうかをしっかり見極めることが重要です。「借りられる額」ではなく「返していける額」で予算を組むことで、長く安心して暮らせる住まい選びにつながります。
借りられる金額と返せる金額の違い
金融機関が提示する借入可能額は、あくまで「最大限借りられる額」であって、「無理なく返済できる額」とは異なります。たとえば年収600万円のご家庭で、4,800万円の借入が可能と判断されても、それが生活に支障のない金額とは限りません。
実際には、教育費や生活費、老後の備えなども踏まえ、家計全体のバランスを見てローン額を設定する必要があります。目安としては、年間返済額が年収の25%以内、月々の返済額が手取り収入の25%以内に収まると、家計への負担が比較的抑えられるとされています。
住宅ローンの金利タイプと選び方
住宅ローンの金利には、固定金利型・変動金利型・固定期間選択型の3種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、将来のライフプランやリスクへの考え方に応じて選ぶことが大切です。
たとえば、将来の収入が安定して見通せる場合は変動金利を選ぶことで金利負担を抑えられる可能性があります。一方、教育費など今後の支出が大きくなる時期が明確な場合は、一定期間返済額が固定される固定期間選択型や全期間固定型の方が安心につながることもあります。
将来のライフプランを見据えた返済計画
ローンの返済計画は、現時点の収入や支出だけでなく、将来の変化も考慮して立てることがポイントです。お子さまの進学や車の買い替え、住宅のメンテナンス費用など、将来的にかかる支出も含めて家計のシミュレーションを行っておくと、無理のない返済が可能になります。
また、返済期間も重要な要素です。35年ローンが主流ですが、60歳以降の収入が減少することを前提に、繰上返済や期間短縮などの柔軟な対応ができるよう、余裕のある返済設計を意識すると安心です。
戸建て購入でありがちな家計の落とし穴
戸建て購入は大きな夢である一方で、購入後に家計が圧迫されてしまうケースも少なくありません。とくに気づかないうちに支出が増えていたり、見込みが甘かったことに後から気づくこともあります。ここでは、購入時によくある家計面での落とし穴を整理しておきましょう。
見落とされがちな固定費の増加
マイホームを持つと、これまでになかった固定費が発生することがあります。たとえば、住宅ローン返済以外に、固定資産税や火災保険、地震保険などの年単位の支出が加わります。とくに築年数が経つにつれて修繕費がかかるケースもあり、定期的なメンテナンスも視野に入れておく必要があります。
また、戸建てではマンションと違って管理費や修繕積立金が不要な代わりに、将来の外壁塗装や屋根の補修など、自分たちで予算を確保していかなければなりません。こうした費用を見越して毎月少しずつ積み立てておくと安心です。
生活スタイルの変化と支出のズレ
住まいが変わると、暮らし方や支出の内容も変化します。たとえば郊外に戸建てを建てたことで車が必須になり、ガソリン代や維持費、車検費用が加わることもあります。小さなお子さまがいる家庭では、送迎や買い物の頻度が変わり、これまでより外出が増えて交際費がかさむ場合もあります。
住宅ローンの返済だけを想定した家計設計では、こうした変化に対応できなくなることもあるため、少し先の生活を具体的にイメージしながら予算を考えることが大切です。
教育費や老後資金とのバランス
子育て世代の多くは、戸建ての購入と教育費のピークが重なる時期にあります。住宅にかけるお金を優先しすぎてしまうと、進学のタイミングで教育資金が不足してしまうことも。さらに、将来の老後資金も視野に入れると、住宅にかけられる予算には限りがあるといえます。
無理なく暮らし続けるためには、「家を買ったら終わり」ではなく、その後の人生全体にかかるお金を見通した家計設計が欠かせません。ライフプランに沿った資金計画を立てることで、戸建て購入による家計への影響を最小限に抑えることができます。
家計に合った戸建ての選び方とは
理想の住まいを思い描くとき、つい広さや設備、外観デザインに目が向きがちですが、家計に合っていなければ後悔のもとになりかねません。住宅ローンの返済を無理なく続けながら、安心して暮らせる住まいを選ぶためには、いくつかの視点で検討を進めることが大切です。
優先順位を整理して選ぶ
まずは、家族にとって何が大切かを明確にして、希望条件の優先順位を整理しましょう。たとえば「通勤時間よりも自然環境を重視したい」「子どもの学区は絶対に外せない」など、それぞれの家庭によって重視するポイントは異なります。
全ての希望を叶えようとすると予算オーバーになりやすいため、譲れない条件と妥協できる条件を分けて考えることで、家計に合った物件選びがしやすくなります。
立地と価格のバランスをどう考えるか
同じ予算でも、エリアによって手に入る住まいの広さや仕様は大きく異なります。都心に近い立地は便利な反面、土地価格が高く、戸建てはコンパクトになりがちです。一方、郊外であれば広さを確保しやすく、ゆとりのある暮らしが実現しやすい場合もあります。
ただし、交通費や車の維持費など、住む場所によって発生するコストも変わってくるため、物件価格だけで判断せず、総合的に見て家計に合った選択をすることが重要です。
長期的視点で見たコストパフォーマンス
戸建てを選ぶ際は、購入価格だけでなく、将来的な維持費やリセールバリュー(売却時の価値)にも目を向けておくと安心です。たとえば、断熱性や耐久性の高い住宅は光熱費が抑えられるうえ、修繕の頻度も少なくて済みます。結果として、長い目で見た場合の費用負担が小さくなることがあります。
また、地域によっては土地の価値が安定しており、将来的に売却や住み替えをする際の資産価値が維持されやすいエリアもあります。目先の金額にとらわれず、長期的な視点で「暮らしやすさ」と「コスト」を見極めることが、後悔しない戸建て選びにつながります。
マイホーム購入前に見直したい家計項目
戸建ての購入を検討する際には、今の家計が無理のない状態かどうかを見直しておくことが大切です。住宅ローンの返済を始めたあとも、安心して生活を続けるためには、購入前のタイミングで支出のバランスを整えておくと後悔が少なくなります。
保険料や通信費のチェックポイント
毎月の支出の中で、見直しによって効果が出やすいのが保険料や通信費です。たとえば、内容をよく把握せずに契約を続けている生命保険や医療保険は、家族構成や将来の保障内容に合わせて適切に見直すことで、過剰な支払いを抑えられることがあります。
また、スマートフォンやインターネットの通信費も、プランの見直しや格安回線への変更によって月々数千円の節約につながることがあります。こうした固定費の削減は、将来の住宅ローン返済にもゆとりを生むポイントです。
無理なく貯蓄を続けるための工夫
戸建てを購入したあとも、教育費や老後資金といった将来的な支出に備えて、貯蓄は継続していく必要があります。そのためには、日々の生活費が住宅ローンで圧迫されすぎないよう、バランスをとることが欠かせません。
住宅購入を考える前の時点で、毎月いくら貯蓄できているかを確認し、その金額を住宅購入後も維持できるように返済計画を組むと安心です。予算に余裕がある場合でも、ギリギリのラインまで使い切らず、将来に備えた余力を残す意識を持つことが大切です。
支出の棚卸しと固定費の見直し
住宅を購入する前には、家計全体を「棚卸し」することをおすすめします。日々の支出の中で、不要になったサブスクリプションサービスや、使っていない習い事、過剰な外食などがないかを見直してみましょう。
特に毎月かかる固定費は、習慣になっていて見直す機会が少ない項目でもあります。少しの見直しでも、年間で見ると大きな差につながることがあります。マイホームという大きな買い物の前だからこそ、一度立ち止まって、家計の使い方を見直しておくと、その後の生活にゆとりを持つことができます。
おうちの買い方相談室ができる家計サポート
戸建ての購入は人生の中でも大きな決断です。とはいえ、住宅会社や金融機関の提案だけでは、自分たちにとって本当に無理のない選択かどうかを判断するのは難しいこともあります。そうしたとき、第三者の視点で家計や住宅選びをサポートできるのが、おうちの買い方相談室の特徴です。
住宅購入診断士による中立的なアドバイス
おうちの買い方相談室には、住宅営業マンでも銀行員でもない、住宅購入に特化した専門資格「住宅購入診断士」が在籍しています。中立的な立場から住宅会社や物件の比較を行い、営業トークでは見えにくい部分も含めて客観的にアドバイスが可能です。
建売・注文住宅の選び方や、土地探しで迷ったときにも、メリット・デメリットを丁寧に説明し、ご家庭の事情に合わせた最適な選択をサポートします。
保険や住宅ローンの見直しで支出を抑える
家計全体を見直すことによって、住宅にかけられる予算に余裕が生まれるケースもあります。たとえば、現在加入している保険の内容を整理することで、月々の保険料を見直せる可能性があります。これにより、住宅ローンの負担が抑えられることもあります。
また、住宅ローンについても、金融機関任せではなく、複数の選択肢を比較したうえで、ご家庭に合った返済計画を提案できます。金利タイプや返済期間を一緒に検討することで、無理のないローン設計が実現しやすくなります。
マイホームFPが考える現実的な予算設計
マイホームに関する家計設計は、一般的なファイナンシャルプランナーではカバーしきれないこともあります。おうちの買い方相談室では、「マイホームFP」と呼ばれる住宅購入に特化した家計の専門家が、将来を見据えた現実的な予算の立て方をご提案しています。
借入額を増やすことよりも、「安心して返し続けられる額」を重視し、住宅ローン後の生活も見据えた計画を一緒に立てることで、暮らしの安定につながります。こうした細やかな家計サポートがあることで、戸建て購入に対する不安を減らし、前向きな一歩を踏み出しやすくなります。
まとめ
戸建ての購入は、家族にとって大きな転機であり、人生における大きな支出でもあります。そのため、建物や立地の魅力だけでなく、家計に無理がないかどうかを見極めたうえで決断することがとても大切です。
本記事では、戸建て購入にかかる初期費用や住宅ローンの考え方、見落とされがちな支出、家計に合った物件選びのポイントなどを幅広く解説しました。また、家計の見直しによって無理のない購入予算を設定できることや、将来を見据えた資金計画の重要性にも触れました。
おうちの買い方相談室 さいたま中央店・所沢店では、住宅購入の専門家である住宅購入診断士やマイホームFPが在籍し、中立的な立場から家計や住宅ローンの相談に対応しています。無理なく暮らせる住まいを実現したい方にとって、身近に相談できる場としてご活用いただけます。
購入後に後悔しないためにも、まずは自分たちの家計に合ったマイホームとは何かを一緒に考えてみませんか。