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ウッドショックって何?
〇新型コロナがアメリカの新築住宅需要増をもたらし、その影響が木材の価格に
〇国内の木材流通価格にも影響
〇木材価格高騰による新築戸建住宅販売への影響
(経産省㏋より)
今回の、コロナウィルスの影響で世界的には「低金利」と「金余り」の現象が共通してみられました。
その「低金利」の影響で住宅を建てたりリフォームする人が多くなったことで木材需要が増えて、海外から輸入できる材木が少なくなり値上がりしたことを指します。
もともと、虫害や山火事等で原料が不足しており、コロナで製材所の休業を余儀なくされた中にその動きが加わり、世界では建築用木材需要増の結果、木材価格高騰が引き起こされています。
日本においては、木材の7割弱が輸入材であることから、輸入材価格高騰をきっかけに、国産材へ切り替えを進めていくべきとの意見もありますが、国内林業は労働力不足、市場価格が維持できないなどの構造的な問題や国産材の性能では代替できないなど、簡単に国産材の供給を増やすことが難しいという課題を抱えているようです。
一方で今回のウッドショックは、一時的な現象との見方もありますが、マスクや食料など緊急時に手に入らない事態は避けるように仕組み作りは必要かと思います。