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妊娠中に家を買うタイミングはいつ? 住宅ローンと家計の落とし穴
妊娠がわかった途端に、今の家の広さや間取りが急に気になってきた。赤ちゃん用品が増えることも想像できるし、夜泣きで近所に迷惑をかけないかも心配。だから家を買うなら今なのかなと思う一方で、住宅ローンの審査は通るのか、産休育休で収入が変わっても返していけるのか、不安が頭から離れない。内見や手続きに時間がかかると聞くと、出産までに間に合うのかも気になりますよね。この記事では、妊娠中に家を買うタイミングの考え方を、週数ごとの目安や住宅ローン、家計の見落としやすい点とあわせて整理していきます。
妊娠中に家を買う人が増える理由と、先に知っておきたいこと
妊娠中の住まい探しは、家族が増える現実が一気に近づく時期だからこそ動き出しやすい一方で、体調や期限に左右されやすいのが特徴です。まずは、なぜこの時期に家を考えやすいのかと、始める前に知っておきたい前提をそろえておきます。
出産後より動きやすい時期がある一方で、体調の波もあります
産後は赤ちゃん中心の生活になり、外出のハードルが一気に上がります。だから妊娠中に進めたいと考える方は少なくありません。とはいえ妊娠中も、つわりや貧血、腰痛などで急に動けない日が出ます。今日は行けそうと思っても当日キャンセルになることもあります。家探しは気合いで乗り切るより、体調が読めない前提で予定を組むほうが結果的にスムーズです。
家探しと手続きは想像以上に時間がかかります
物件探しは内見だけで終わらず、比較検討、住宅ローン事前審査、売買契約、住宅ローン本審査、火災保険、引っ越し準備などやることが続きます。新築や注文住宅の場合は、打ち合わせや仕様決めが増え、期間も長くなりがちです。妊娠中は通院も増えるので、住まいの検討に使える時間は思ったより限られます。先に全体の流れを知っておくだけでも、焦りが減ります。
焦りやすい時期だからこそ、判断基準を先に決めておきます
出産予定日が近づくと、間に合わせたい気持ちが強くなります。その結果、予算や立地、広さの基準がぶれやすくなります。おすすめは、譲れない条件を三つまでに絞ることです。例えば通院のしやすさ、保育園に通いやすいエリア、返済額の上限などです。逆に妥協できる点も決めておくと、選択の迷いが減り、体への負担も小さくなります。
家を買うタイミングはいつが良い? 妊娠週数と生活の目安
妊娠中に家を買うタイミングは、何週が正解と決められるものではありません。ただ、週数ごとに体調や予定の立てやすさが変わるため、目安を知っておくと段取りが組みやすくなります。ここでは妊娠初期から産後までを、住まい探しの進め方に落とし込みます。
妊娠初期は体調優先で、情報収集中心が安心です
妊娠初期はつわりや眠気など、体調が日替わりになりやすい時期です。この時期は無理に内見を詰め込まず、スマホや資料で情報収集を進めるのが現実的です。通院先の候補エリア、駅からの距離、坂道の有無、周辺の買い物環境など、地図で確認できることは意外と多いです。住宅ローンについても、金利や返済方法の違いを軽く把握しておくと、次の段階で迷いにくくなります。
妊娠中期は比較的動きやすく、内見や打ち合わせを進めやすい時期です
安定期に入ると体調が落ち着く方も多く、内見や相談の予定を入れやすくなります。とはいえ長時間の移動や立ちっぱなしは負担になるので、内見は一日一件から二件程度に絞ると安心です。注文住宅を検討する場合は、打ち合わせ回数が増えやすいので、オンライン対応の可否や、短時間で決められる進め方ができるかも確認しておきたいところです。
妊娠後期は引っ越し負担が増えるため、契約や入居時期の調整が大切です
妊娠後期はお腹が大きくなり、疲れやすさも増します。引っ越し作業や家具の組み立ては、想像以上に体力を使います。できればこの時期は、契約や手続きの最終段階に寄せ、荷造りは家族や外部サービスに頼れる形にしておくと安心です。入居時期は、出産予定日ギリギリに合わせないほうが安全です。遅れや早まりがある前提で余裕を持たせます。
産後は手続きが進みにくいので、段取りだけでも前倒しが助かります
産後は授乳や寝不足で、まとまった時間が取りにくくなります。役所手続きも増え、住宅ローンの書類対応まで抱えると負担が大きくなります。産後に判断が必要なことを残さないよう、妊娠中のうちに必要書類や期限、連絡先をまとめておくだけでも助けになります。もし産後に購入を進める場合は、内見や打ち合わせを最小限にできる選び方が鍵になります。
妊娠中の住宅ローンでつまずきやすいポイント
妊娠中の住宅ローンは、物件そのものよりも家計の変化が絡むぶん、つまずきやすい点があります。審査に通るかどうかだけでなく、産休育休を挟んだ返済の現実まで見ておくことが大切です。ここでは特に相談が多いポイントを整理します。
産休・育休中の収入変化が審査や返済計画に影響します
育休中は収入が下がる、もしくは一時的に給与が出ない期間が出ることがあります。住宅ローン審査は現在の年収を軸に見られることが多い一方で、家計は育休中の手取りで回るかが重要です。月々の返済額を決めるときは、育休中の手取りでも赤字にならないかを一度試算してみてください。固定費と最低限の生活費を引いた残りで返済できるかを見ると、無理が見えやすくなります。
夫婦どちらで借りるかで、借入可能額とリスクが変わります
単独で借りるか、ペアローンにするか、収入合算にするかで、借入可能額や万一のときの守り方が変わります。ペアローンは借入額を増やしやすい一方で、夫婦それぞれが住宅ローン控除や団体信用生命保険の対象になるなど条件が絡みます。どちらかが働けない期間が長引いた場合に、返済がどうなるかも確認しておきたいところです。借りられる上限ではなく、生活が回る上限で考えるのが安全です。
団体信用生命保険は健康状態の告知が必要で、時期によって不安が出ます
住宅ローンでは団体信用生命保険への加入が条件になることが多く、健康状態の告知が必要です。妊娠そのものは病気ではありませんが、妊娠高血圧症候群や切迫早産など、経過によっては告知内容に関わる場合があります。気になる症状があるときは、どの範囲を告知する必要があるかを事前に確認し、わからないまま進めないことが大切です。場合によっては引受条件が変わることもあるため、早めの確認が安心につながります。
金利タイプ選びは、家計の余裕と将来の変化を前提に考えます
変動金利は当初の返済額を抑えやすい一方で、将来上がる可能性があります。固定金利は返済額が読みやすい反面、当初の負担が増えやすいです。妊娠中から子育て期は、保育料や教育費など支出が増えやすい時期です。どちらが良いかは家庭によりますが、金利の好みよりも、返済額が上がっても耐えられる余裕があるかで考えると判断しやすくなります。
家計の落とし穴になりやすい固定費と、見落としがちな出費
家を買うときは住宅ローンに目が向きがちですが、家計は住宅費だけで決まりません。妊娠出産をきっかけに増える支出や、住まいが変わることで増える固定費が重なると、想定より苦しくなることがあります。ここでは見落としやすい出費を先に潰しておきます。
住宅費以外に、教育費と保育関連の支出がじわじわ増えます
出産準備の出費は一時的に見えますが、保育園が始まると毎月の支出が増えやすくなります。保育料そのものだけでなく、送迎に必要な服や雨具、急な発熱時の病児保育やシッター代など、細かい費用が積み上がります。住宅ローンを組む前に、子ども関連の支出枠をざっくりでも確保しておくと、生活が崩れにくくなります。
車の必要性が変わると、維持費が家計を圧迫しやすいです
妊娠中は通院、産後は予防接種や買い物などで、車が必要になる場面が増えることがあります。駅近から郊外に住み替えると、車の台数が増える家庭もあります。車は購入費だけでなく、保険料、税金、車検、ガソリン代、駐車場代が継続的にかかります。住宅費と車の固定費が同時に増えると、家計の余裕が削られやすいので要注意です。
引っ越し・家具家電・カーテンなど、入居前後の出費が重なります
引っ越し代は時期で変動しやすく、繁忙期は高くなりがちです。さらに新居に合わせて家具家電を買い替えると、まとまった支出になります。カーテンや照明、エアコン、表札、物干しなど、細かい必需品も積み上がります。ここを見落として頭金を入れすぎると、入居直後の現金が足りなくなることがあります。現金は手元に残す分を先に決めておくと安心です。
共働き前提で組む返済は、復職時期のずれで苦しくなることがあります
復職予定が延びる、時短勤務が長引く、子どもの体調で休みが増えるなど、想定通りに働けないことは珍しくありません。共働き前提でギリギリの返済にすると、少しのずれで赤字になりやすくなります。育休中と復職後、時短時の三段階くらいで家計を見て、どの状態でも最低限回る返済額にしておくと、精神的な負担が減ります。
物件選びで後悔しやすい点と、妊娠中に見ておきたいチェック項目
妊娠中の物件選びは、今の暮らしやすさだけでなく、出産後の動きやすさまで想像するのがポイントです。内見では見た目のきれいさに目が行きやすいので、生活に直結する項目をチェックリスト化しておくと安心です。
通院先と出産施設までの動線は、想定より重要になります
妊婦健診は複数回ありますし、臨月は移動がつらくなることもあります。自宅から病院までの距離だけでなく、駅からの乗り換え、駐車場の有無、夜間の移動のしやすさも見ておきたいところです。陣痛時は予定通りに動けないので、タクシーが呼びやすいエリアか、家族が迎えに行ける導線かも確認しておくと安心材料になります。
保育園・学区・実家との距離は、生活の助けやすさに直結します
保育園は希望どおりに入れるとは限らないため、複数の園を想定しておくと現実的です。通園ルートが坂道だと、雨の日の送迎が負担になります。学区は将来の話に見えますが、引っ越し後に変えにくい要素です。さらに実家や頼れる親族が近いかどうかで、体調不良時の助けやすさが変わります。距離の目安は、車で何分かを基準にするとイメージしやすいです。
戸建ては階段・寒さ・家事動線、マンションは騒音・管理費を確認します
戸建ては階段の上り下りが増えると、産後の体には負担になることがあります。冬の寒さや断熱性も、赤ちゃんがいると気になりやすい点です。洗濯動線が長い間取りも毎日の負担になります。マンションは上下左右の生活音、管理費と修繕積立金の将来的な上がり方、エレベーターの混雑などがポイントです。ベビーカー置き場やエントランスの段差も、内見で必ず見ておきたいです。
災害リスクとハザードマップは、購入前に必ず確認しておきます
子育て中は避難の難易度が上がります。だからこそ、自治体のハザードマップで浸水想定や土砂災害警戒区域を確認し、避難所までの道のりも見ておくのがおすすめです。川の近くや低地は、雨の日の冠水リスクも含めて確認します。災害リスクはゼロにできませんが、知ったうえで選ぶと、備えの立て方も変わります。
契約から引き渡しまでの流れと、妊娠中に無理をしない進め方
妊娠中に家を買うなら、体に負担をかけない進め方が鍵になります。気合いで乗り切ると、途中で疲れて判断が雑になりやすいです。ここでは契約から引き渡しまでを見据えて、無理を減らす工夫をまとめます。
内見回数と打ち合わせ回数を減らす工夫で負担が軽くなります
内見は数をこなすより、比較の軸を先に決めて効率を上げるほうが体が楽です。候補を三件程度に絞ってから内見する、同じエリアでまとめて回る、写真や動画で事前確認してから行くなどが有効です。打ち合わせも、毎回ゼロから話すと疲れるので、要望をメモにまとめて共有しておくと短時間で進みます。オンラインでできる手続きは積極的に使うと負担が減ります。
引き渡し時期は、出産予定日から逆算して余裕を持たせます
引き渡しと引っ越しが出産直前に重なると、体力的にも精神的にもきつくなりがちです。理想は、出産予定日の一か月以上前に引っ越しを終える、もしくは産後しばらく落ち着いてから入居するなど、どちらかに寄せることです。中途半端に重なると、荷物が片付かないまま出産を迎えることになりやすいので、時期の線引きを先にしておくと安心です。
手続きの締切が多いので、やることリストで抜け漏れを防ぎます
住宅ローン関連は提出書類が多く、期限もあります。火災保険や登記、引っ越し業者の手配、住所変更なども重なります。妊娠中は体調で予定が崩れることがあるので、締切を見える化しておくのが大切です。紙でもスマホでも良いので、やること、期限、担当者を一枚にまとめておくと、夫婦で分担しやすくなります。
家族のサポート体制を事前に整えると、気持ちが楽になります
引っ越し前後は、食事や掃除が後回しになりがちです。家族に頼めることは早めに頼み、難しければ宅配食や家事代行などを一時的に使うのも現実的です。妊娠中は無理をすると回復に時間がかかることがあります。家づくりを頑張りすぎない仕組みを作っておくと、結果的に判断も落ち着いてできます。
買うべきか迷ったときの判断軸と、先延ばしが向くケース
妊娠中は決断が続く時期なので、家まで決めてよいのか迷うのは自然なことです。大切なのは、気持ちだけで前に進まないことです。ここでは判断の軸を作り、先延ばしが合うケースも含めて整理します。
返していける金額の目安を、育休中も含めて考えます
返済額の目安は、今の家賃と同じなら安心という単純な話ではありません。固定資産税や修繕費、管理費など、持ち家ならではの支出が加わります。育休中の手取りで、住宅費と生活費を払っても赤字にならないかを確認すると、判断が現実的になります。ボーナス払いに頼りすぎない形にしておくと、育休中や働き方の変化にも対応しやすいです。
転職・転勤・働き方の変更がある場合は、急がない選択もあります
数年以内に転勤の可能性がある、転職を考えている、働き方を変えたいなど、生活の土台が動く予定がある場合は、購入を急がないほうが合うことがあります。家は買って終わりではなく、住み続ける前提で成り立つ面が大きいからです。今は賃貸で身軽にして、産後の生活リズムが見えてから選ぶのも十分合理的です。
頭金と緊急予備費を分けて考えると安心につながります
頭金を入れるほど毎月の返済は軽くなりやすいですが、手元資金が減りすぎると不安が増えます。妊娠出産は予定外の出費が起きやすい時期です。家電の故障、車の修理、医療費などに備える緊急予備費は、頭金とは別に確保しておくと安心です。目安額は家庭で違いますが、生活費数か月分を意識すると検討しやすくなります。
賃貸継続のメリットも整理して、納得できる選択にします
賃貸は更新や家賃がもったいないと感じることもありますが、修繕費の心配が少ない、住み替えがしやすいなどの良さもあります。妊娠中は体調や働き方が読みにくいので、柔軟性を重視する考え方もあります。購入と賃貸のどちらが正しいではなく、今の家庭に合うほうを選ぶのが大切です。迷いがあるときは、数字と生活イメージの両方で比べると納得しやすくなります。
株式会社テンフィナンシャルサービスでできる相談内容
妊娠中の家購入は、物件、住宅ローン、家計、保険、将来の働き方が絡み合います。ひとつずつ調べても、結局どれを優先すれば良いのか迷いやすいところです。株式会社テンフィナンシャルサービスでは、住まいとお金をまとめて整理したい方に向けて、第三者の立場から相談をお受けしています。
住宅会社や金融機関ではない第三者目線で、選択肢を整理します
家を買う場面では、住宅会社は家の提案が中心になり、金融機関はローンの条件が中心になりやすいです。そのため、暮らし全体の優先順位を整理する役割が手薄になることがあります。第三者として、希望条件と現実の落としどころを一緒に整えることで、判断の軸がぶれにくくなります。妊娠中の体調や期限も踏まえて、無理のない進め方を考えられます。
借りれるではなく返していける予算の考え方を一緒に確認します
借入可能額はあくまで上限で、家計が回る金額とは一致しません。育休中や時短勤務の期間を含めて、毎月の支出と貯蓄のバランスを見ながら、返していける予算を確認します。教育費や車の維持費、将来の修繕費まで含めて考えると、購入後の不安が小さくなります。数字が苦手でも大丈夫です。家計の全体像から一緒に整えていきます。
住宅ローンの選び方と家計の見直しを、まとめて相談できます
住宅ローンは金利だけでなく、団体信用生命保険の内容や、返済方法、借り方で家計への影響が変わります。あわせて保険などの固定費が重い場合は、見直しで余裕を作れることもあります。住宅ローンと家計を別々に考えるより、同じ前提で確認したほうが判断が早くなります。妊娠中は時間も体力も限られるので、まとめて整理できること自体が負担軽減になります。
住宅会社紹介や見積もり・間取りチェックも含めて進められます
戸建てやマンション、建売や仲介など、選択肢が多いほど迷いが増えます。希望に合う住宅会社や土地の探し方の整理、見積もりの見方、間取りの確認なども相談できます。妊娠中は内見や打ち合わせの回数を減らしたい方も多いので、事前に要点を押さえて効率よく進めることが大切です。他社の提案に違和感がある場合の見直し相談にも対応しています。
まとめ
妊娠中に家を買うタイミングは、体調の波と手続きの多さを前提に、無理のない時期を選ぶことが大切です。妊娠初期は情報収集を中心にし、動きやすい時期に内見や相談を進め、後期は引っ越し負担を減らす工夫が効いてきます。住宅ローンは審査に通るかだけでなく、産休育休中の手取りでも返していけるかを基準にすると、購入後の不安が減ります。さらに、保育関連費や車の維持費、入居前後の出費など、家計の落とし穴を先に見える化しておくと安心です。迷いが残るときは、条件や数字を第三者と一緒に整理するだけでも判断がしやすくなります。株式会社テンフィナンシャルサービスでは、住まいとお金をまとめて確認し、無理のない選択につながるようお手伝いしています。お問い合わせはこちら