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注文住宅で失敗しない、3つの家づくりポイント
1.満点を目指さない
2.優先順位を明確にする
3.信頼して任せる
この 3 つです。
1.満点を目指さない
かけられるお金が無限であれば満点はありえるのかも知れませんが、現実的に家づくりには予算があります。
家族の幸せのために建てる家なのに、その住宅ローンで日々の暮らしを圧迫しすぎてしまうのは本末転倒だと思います。
限られた予算・土地スペースの中で家づくりを考えるならば、収納を広くするためには部屋の広さは犠牲になるし、逆もまた同じ。メリットとデメリットは常に隣り合わせです。
だからこそ、100 点満点の家を作ろうと思わず、我が家の妥協点もしっかり見極めることが重要になってきます。
自分達の納得のいく妥協であれば、100 点満点でなくとも後悔はせずに済むのです。
2.我が家の基準を明確にする
予算を念頭に置いた時に、妥協が必要になることはもちろんあります。しかし、我が家の基準をしっかり決めておけば、最終的に後悔のない妥協ができるものです。
広いバルコニーやのびのび遊べる広いこども部屋、対面キッチン…よくネット記事などでは『絶対オススメ』と書かれていますが、我が家の基準で考えたらそれがすべて当てはまるとは限りません。
基準や優先順位は各家庭によって違うのが当たり前です。
■共働きなので、洗濯は夜・常時部屋干し予定。洗濯干し~収納まで一連の流れがスムーズになる洗濯室を作りたい→バルコニーは狭くても良い
■こども部屋は広い 1 室よりもきょうだいそれぞれの個室を欲しがっている→狭くても構わない
■料理が好きなのでキッチンのグレードにはこだわりたいが、対面・壁面のこだわりは特にない→安いならば壁面キッチンにしようかな…
など
このように、我が家の基準・優先順位と照らし合わせて決定すれば、それは後悔のない前向きな妥協になります。
ネット記事などは鵜呑みにし過ぎず、あくまでも参考程度にするのが良いと思います。
3.信頼して任せる
フルオーダー住宅にしろセミオーダー住宅にしろ、いくら注文住宅で自由は利くとは言ってもある程度はプロに任せることも重要です。
どんなに希望の間取りであっても、採光や通風・耐震強度など『建築基準法』に沿ったものでなければ実現はできませんし、あちこちに個性が突出しすぎると後悔の原因になりかねません。
実際に過去の失敗事例としてこんなケースもあります。
●転勤のためやむなく持家の売却を検討・売却査定をした方。フルオーダー注文で希望通りにしすぎていたため、高い建築費用をかけたのに個性が強すぎて売却額が相場より低くなってしまった
●間取りが奇抜すぎて耐震やバリアフリーの等級が基準に合わず、住宅ローンの優遇金利が適用できなかった
プロのアドバイスはとても重要。住宅素人であるならなおさらです。ただわからないから丸投げするのではなく、しっかりと自分達の基準や優先順位を伝えて、信頼して任せることが大事。
そのためには信頼できるプロを選びましょう。